ジャンボ尾崎 もうすぐ71歳 今年のテーマは「準備する力をつけたい」

[ 2018年1月13日 18:25 ]

ジュニアを対象にしたレッスンを行った尾崎将司
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 男子ゴルフの尾崎将司(70=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ)が千葉県内の練習場で自身初のジュニアレッスン会を開催した。尾崎健夫、尾崎直道らジャンボ軍団のプロとともにジュニア29人を指導した。

 尾崎は1人1人のスイングを観察した後「球を飛ばすには右から左に体重を移動することだ」「まず振り遅れることが大事」「フォロースルーで頑張りがないと球は飛ばないぞ」などとアドバイスしながら手取り足取りで熱血指導を行った。

 レッスン終了後には「親は早くうまくなってもらいたい期待感が強いから球ばかり打たせている。早くうまくなりたい気持ちをできるだけ抑えて基礎、基本をしっかりやってもらいたい。3年後どれだけ成長できたか確認するような指導をしていきたい」と話した。

 レッスン会は参加無料。全国から約100人の応募があり、書類選考で選ばれた小学3年生から高校2年生までの29人(1人欠席)が参加した。次回開催は未定だが、尾崎は今後もジュニア育成に力を注いでいく意向だ。

 今月24日で71歳になるが、今季もレギュラーツアーで戦う。4月の国内開幕から参戦する。オフもトレーニングと練習を積んでおり「自分なりに準備は多少している。ここ2、3年腰や背中が悪くて思うようにスイングできなかったけど、去年の試合終わってから毎日少しずつ運動している。痛いところは運動して強くしていくことが一番。結構体は良い感じになってきた」と好感触を得ている。

 昨季は13試合に出場。通算2度目のエージシュートを達成したものの予選通過はなかった。今年のテーマを聞かれると「準備する力をつけたい。準備ができなくなったのが一番つらい。せめて準備できる体をつくっていきたい」と話し、シーズンの目標に関しては「大きなことは言えない」と言いながら「(予選通過とか)そんなレベルが低いこと言うなよ。それが目的で現役をやっているわけではないから。目標が違うよと言いたい」と語気を強めた。

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2018年1月13日のニュース