高梨沙羅3位「悔しい」 歴代単独最多54勝目またもお預け 自己ワーストタイ6戦連続Vなし

[ 2018年1月13日 11:49 ]

<女子スキージャンプW杯札幌大会>3位入賞を果たし、笑顔の高梨沙羅(右)。左は2位アルトハウス、中央は優勝のルンビ
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 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は13日、札幌市宮の森で個人第5戦(ヒルサイズ=HS100メートル)が行われ、ジャンプの男女を通じて歴代単独最多となる54勝目が懸かる高梨沙羅(21=クラレ)は、93メートル、93メートルの合計238・2点で3位だった。

 高梨は「悔しい。納得いく内容ではなかった」と肩を落とした。12日の公式練習から少しスキーの開きが気になる感覚があったそうで「気をつけながら飛んだが、同じような失敗をしてしまった」と唇をかんだ。

 優勝はマーレン・ルンビ(ノルウェー)で、今季3勝目。

 昨年2月に男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(28=オーストリア)が持つジャンプW杯歴代最多勝記録に並んだが、直後のシーズン最終戦で2位に終わると、今季も前戦第4戦まで未勝利。前日12日の予選を1位で通過し、今季初勝利、歴代単独最多勝利記録達成への期待が高まったが、1本目は4位、2本目も大きく距離を伸ばせず。表彰台には届いたものの優勝はならなかった。

 昨季最終戦と合わせて6戦連続優勝なしは、自己ワーストタイ。

 その他日本勢は、伊藤有希(23=土屋ホーム)が4位、勢藤優花(20=北海道ハイテクAC)が11位、岩佐明香(21)が15位、小林諭果(23=CHINTAI)が27位、茂野美咲(31=CHINTAI)が28位だった。平昌五輪代表の岩渕香里(24=北野建設)はスーツの規定違反で失格となった。

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