「白鵬を必ず殺す」北九州巡業会場に脅迫状…福岡県警が捜査

[ 2017年12月13日 05:30 ]

国技館を出る横綱・白鵬(11月30日撮影)
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 最強横綱が脅迫された。11日に北九州市で開催された大相撲の冬巡業の会場に、横綱・白鵬(32=宮城野部屋)を名指しして「必ず殺す」などの文言が書かれた封書が届いていたことが12日、分かった。角界は元横綱・日馬富士(33=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ)の暴行事件で揺れる中、追い打ちをかけるような物騒な出来事が起きた。

 日馬富士の暴行事件を受けて、3日から始まった冬巡業は、力士への取材対応がこれまでより厳しくなるなど、厳戒態勢で実施されている。そんな中、優勝40回を誇る最強横綱に“脅迫状”が送りつけられた。

 捜査関係者によると、問題の封書は11日の日中、冬巡業の興行があった福岡県北九州市八幡東区の北九州市立総合体育館に郵送で届いた。差出人として偽名とみられる男の名前が書かれていたほか「福岡市天神町」といった不正確な地名が記載されていた。何よりも物騒だったのは、その内容だった。「白鵬を必ず殺す」などの文言が記されていた。

 連絡を受けた福岡県警は会場の警戒に当たったが、不審な人物は確認されなかったという。福岡県警は脅迫容疑などで捜査しており、封書の指紋を調べるなどして差出人の特定を進める。

 秋巡業の期間中だった10月25日夜から26日未明にかけては、鳥取市内のラウンジで元横綱による暴行事件が起きた。その現場には白鵬も同席していた。しかも、事件の発端は、白鵬が貴ノ岩の態度に不満を抱いて説教したことだった。1次会では元横綱が貴ノ岩を擁護したものの、2次会のラウンジでの説教の際には貴ノ岩がスマートフォンを操作したため元横綱が激高。カラオケのリモコンなどで頭を殴打した。

 暴行事件と今回の脅迫に因果関係があるかは不明だ。だが、6日に福岡県直方市で開かれた冬巡業では、「白鵬に一番非がある」などと記されたボードを掲げる人物が目撃されている。

 九州場所では、11日目の嘉風戦で待ったが認められなかったことに抗議し、千秋楽の優勝インタビューでは暴行事件の当事者である2人を再び土俵に上げたいなどと訴え、観客をあおって万歳三唱まで行った。これらの行動で、日本相撲協会からは厳重注意を受けている。「品格、力量ともに抜群」であるはずの横綱の周りは本場所が終わっても騒々しい。

 【最近の白鵬】

 ▼10月25〜26日 鳥取でのモンゴル人力士らが参加した酒宴に参加。1次会では貴ノ岩に対し、9月の言動について説教。2次会で日馬富士が貴ノ岩に暴行した際には止めに入った。

 ▼11月16日 九州場所5日目の朝稽古後、暴行問題について初めて口を開き謝罪。暴行現場の様子について「自分がすぐに止めに入って(日馬富士を)部屋から連れ出しました」と説明した。

 ▼同22日 九州場所11日目の取組で嘉風に敗れた際に立ち合いが不成立だとして“物言い”。土俵下で62秒とどまり、土俵に上がっても不服の顔で20秒ほど立ち続けた。

 ▼同26日 九州場所千秋楽で40回目の幕内優勝。その後の優勝インタビューで「日馬富士関と貴ノ岩関を再び土俵に上げてあげたい」と発言。さらに「この会場の皆さんで万歳三唱したい」と観客に呼び掛けた。

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