初の賞金王なるか…宮里優作 8位から首位浮上「プレッシャーの中でどこまで自分がいけるかと 良い経験」

[ 2017年12月2日 18:16 ]

男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ ( 2017年12月2日    東京都稲城市 東京よみうりCC=7023ヤード、パー70) )

12番、ティーショットを放つ宮里優作
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 賞金ランク2位の狙う宮里優作(37=フリー)が1イーグル、3バーディーの65をマーク。通算7アンダーに伸ばし8位から首位に浮上した。

 6番パー5でグリーン左のラフからウエッジで直接カップインさせてイーグルを奪い波に乗った。9番では残り166ヤードから7Iで1メートルにつけてバーディー。14番では第2打が電線に当たる不運にも動揺せず、無罰での打ち直しを2メートルにつけてスコアを伸ばした。

 17番パー5では2オン2パット。最終18番ではティーショットを左ラフに外しピンチを迎えたが、1メートルに寄せてしのぎ、日本シリーズでは自身初のボギーなしのラウンドを完成させた。

 今季最終戦で優勝すれば今季最多4勝目。賞金ランク1位の小平智を逆転して初の賞金王に輝く。最終日まで望みをつないだ奮闘を振り返り「何とかここまでつなげることができた。やっとスタートラインに立った。そんなに賞金王にならないと、というプレッシャーはない。でも、こういうプレッシャーの中でやって、どこまで自分がいけるかという良い経験をしている」と充実感をにじませた。

 小平は「選手会長だし、優勝して(賞金王を)取るのが絵になるしゴルフ界も盛り上がる。個人的にも優作選手を応援している」と話している。ライバルからエールをもらった格好の宮里は「それは(小平の)結婚式に(ご祝儀を)たくさん包めということかな」と笑わせた。

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2017年12月2日のニュース