沙羅3連勝で王手!歴代最多53にあと1 平昌五輪会場で到達へ

[ 2017年2月6日 05:30 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子第14戦 ( 2017年2月5日    オーストリア・ヒンツェンバッハ=HS94メートル、K点85メートル )

今季8勝目を挙げ、表彰式で声援に応える高梨沙羅
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 W杯個人総合首位の高梨沙羅(20=クラレ)が3連勝で今季8勝目を挙げ、通算52勝とした。1回目に89メートルでトップに立ち、2回目に最長不倒の92メートルで合計254・8点。男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(27=オーストリア)の持つW杯ジャンプで男女を通じて歴代最多の通算53勝にあと1勝と迫った。伊藤有希(22=土屋ホーム)は7位だった。

 2回ともトップの完勝で、高梨がついに王手をかけた。3戦続けて表彰台の中央に立ち、シュリーレンツァウアーの歴代最多の通算勝利数「53勝」にあと1勝となった。

 晴天で気温は6度まで上がった。雪が解けて状態が良くなかった助走路の状態に苦しみ、1回目は「踏み切りのタイミングが遅れて力が思うように伝わらなかった」という。それでもぶれのない空中姿勢で出場選手中最高の89メートルに着地。テレマークはやや乱れたものの、首位に立った。

 1回目に88メートルを飛んで高梨と4・7点差の2位につけたのは、調子を上げているドイツ勢の一人、ソチ冬季五輪金メダリストのフォクト。4日の第13戦で3位に入った後、高梨の強さを問われ「それを知っていたら、自分も全て同じようにやるのに」と意欲を燃やしていた。そのフォクトは2回目に91メートルを飛んでプレッシャーをかけてきた。

 だが、高梨が慌てることはない。2回目は「(ジャンプ台に)合わせることができた」と飛距離をさらに伸ばして最長不倒の92メートルをマーク。ライバルを寄せつけなかった。

 今後は過密日程のため、11、12日のリュブノ(スロベニア)は欠場。W杯遠征を切り上げて日本に一時帰国する。「日本に帰ったら、優先順位を考えながら練習したい」と先を見据える。次戦は15、16日の平昌(韓国)の予定。1月に5試合続けて勝利を逃しながら3連勝と見事に復調したことで、18年平昌五輪の会場でシュリーレンツァウアーの記録に並び、さらに一気に追い越す可能性も出てきた。自身の理想とするジャンプをとことん目指す女王が、再び本領を発揮しだした。

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