ジョコ 3戦連続ストレート勝ち 悲願全仏初Vへ盤石

[ 2016年5月30日 05:30 ]

4回戦進出を決めたノバク・ジョコビッチ

全仏オープンテニス第7日 ジョコビッチ3―0ベデネ

(5月28日 パリ・ローランギャロス)
 28日の男子シングルス3回戦で、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)が、同66位のアルヤジ・ベデネ(26=英国)を6―2、6―3、6―3で下し、3戦連続のストレート勝ちを収めた。同ブロックの上位シードが相次いで棄権し、今後もくみしやすい相手との対戦が続く。4大大会で唯一勝っていないのが今大会。昨年準優勝で惜しくも逃した生涯グランドスラムに向けて視界は良好だ。

 薄暗くなった午後9時30分のセンターコートでジョコビッチが勝ち名乗りを受けた。「時間いっぱいまでプレーしたと思う。今日終われて良かった」とすこぶる上機嫌だった。

 雷雨による進行の遅れがあり、試合開始は想定よりも遅れた。「第2セットが終わった頃に日没順延が気になり始めた」。翌日に持ち越さないためにはストレート勝ちは必須。第3セットは「序盤で集中力を高めた」と合計3度のブレークを奪ってケリをつけた。全仏は他の4大大会のような照明がなく「選手やファン、主催者のためにも早く設置してほしい」と要望も忘れなかった。

 同ブロックの第4シードのナダル(スペイン)が左手首、第6シードのツォンガ(フランス)は3回戦で内転筋を痛めて棄権。ライバルたちが戦わずして姿を消し、決勝までの道は大きく開けている。

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2016年5月30日のニュース