女子63キロ級・田代未来 順当Vも「満足はしていない」

[ 2016年5月30日 05:30 ]

柔道マスターズ大会第2日

(5月28日 メキシコ・グアダラハラ)
 世界ランキング上位で争う大会が28日、行われ、女子63キロ級はリオデジャネイロ五輪代表の田代未来(コマツ)が制した。世界ランク5位の22歳、田代は準決勝でアニカ・ファンエムデン、決勝でユール・フランセンとオランダ勢に続けて優勢勝ちした。男子73キロ級は24歳の橋本壮市(パーク24)が優勝。決勝でオドバヤル・ガンバータル(モンゴル)に一本勝ちした。

 女子63キロ級で、相手に1ポイントも許さず優勝した田代だが、格上となる世界ランキング4位までが不在で「優勝しないといけないと思っていた。結果は出たが満足はしていない」と冷静に語った。

 攻めあぐねて指導をもらい追い込まれた初戦の2回戦は終盤に一瞬の隙を突いて抑え込み一本。準決勝は難敵ファンエムデンのパワーに苦しんで指導1つの差で辛勝だったが、決勝は小外刈りで技ありを奪った。「まだ6割程度」といい、「危機感を持って残りの期間を過ごしたい」と五輪に向けて気を引き締めた。

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2016年5月30日のニュース