旭天鵬「幸せ者だった」断髪式 朝青龍、白鵬ら400人がはさみ

[ 2016年5月30日 05:30 ]

師匠の友綱親方から止めばさみを入れられる元関脇・旭天鵬の大島親方

 昨年名古屋場所限りで引退した元関脇・旭天鵬の大島親方(41)の引退相撲が東京・両国国技館で行われ、断髪式では元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏、プロ野球ロッテの涌井秀章投手ら約400人がはさみを入れた。

 自らをモンゴルでスカウトした元大関・旭国の先代師匠、太田武雄氏に続いて、師匠の友綱親方(元関脇・魁輝)に大銀杏(いちょう)を切り落とされ「これでお相撲さんは終わり。本当の卒業」と感慨に浸った。元旭鷲山のダバー・バトバヤル氏と最後の一番を取り、モンゴルの後輩、白鵬の横綱土俵入りでは自身の3人の子供の名前の入った化粧まわしで臨んだ。12年夏場所では37歳8カ月の史上最年長初優勝を果たした角界のレジェンドは「幸せ者だった。次は愛される力士を育てたい」と抱負を語った。

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2016年5月30日のニュース