23歳今平「絶対に行きたいと思っていた」憧れの全英切符手に

[ 2016年5月30日 05:30 ]

18番でバンカーショットを放つ今平周吾

男子ゴルフツアー ミズノ・オープン最終日

(5月29日 岡山県笠岡市 JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部=7415ヤード、パー72)
 首位と2打差の3位から出た今平周吾(23=フリー)が2バーディー、2ボギーの72と粘り、通算10アンダー、278の2位に入って7月の全英オープン(14日開幕、ロイヤルトルーンGC)の出場権を得た。昨年は全英の切符に1打届かなかったが、リベンジを果たした。73で回った金庚泰(キムキョンテ、29=韓国)が1打差で逃げ切り、通算11アンダーで今季3勝目をマークした。

 憧れの海外メジャーへの執念が今平を突き動かした。15番で4メートルのパーパットをねじ込んでガッツポーズを作るなど、14番からの上がり5ホールは全て1パットのパーでしのぎきった。スコアを1つでも落とせば全英オープンの出場権は得られなかっただけに「絶対に全英に行きたいと思っていた。(出場権を得て)うれしいですね」と普段はクールな23歳は顔をほころばせた。

 昨年大会は5位に終わり、全英の切符に1打届かなかった。当時は「ツアーで初めてのトップ10だったので達成感のほうが大きかった」と一定の満足感は得たものの、1年たった今は「ゴルフもうまくなっている」とトップ10入りだけでは物足りなかった。今大会はパッティングが好調で「粘りのプレーは自分が成長した部分だと思う」と分析した。

 23歳で初の海外メジャーを決め「この年齢で初メジャーは早いのだと思う。本当に出られるのかなという感じ」とまだ実感は得ていない。それでも、普段からテレビで観戦している夢舞台を見据え「いろんな選手を見てみたい」とはやる気持ちを抑えられない様子だった。

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