錦織2年連続16強 フルセットの末にベルダスコ振り切る

[ 2016年5月28日 00:40 ]

ベルダスコを下しガッツポーズする錦織(AP)

 テニスの全仏オープン第6日は27日、パリのローランギャロスで行われ、シングルス3回戦で男子第5シードの錦織圭(26=日清食品)は、世界ランキング52位のフェルナンド・ベルダスコ(32=スペイン)と対戦。フルセットの末に6―3、6―4、3―6、2―6、6―4で勝ち、8強入りした昨年に続いて2年連続ベスト16入りを果たした。試合時間は3時間21分だった。

 元世界7位で左利きのクレー巧者、ベルダスコに対し、錦織は第1セット第1ゲームでいきなりブレークに成功。第2ゲームでブレークバックされたものの、第3ゲームで再びブレーク。第4ゲームはサーブが冴えてキープし、主導権を握ると、5―3からの第9ゲームでもブレークに成功し、このセットを6―3でものにした。

 第2セット序盤は互いのサービスをキープする展開となったが、第5ゲームで先にベルダスコがブレーク。これを合図に第6、7、8ゲームととブレーク合戦となったが、錦織は第9ゲームを苦しみながらもキープし、続く第10ゲームで見事にブレークに成功して6―4で奪った。

 第3セット第1ゲーム、錦織は3度のブレークポイントをしのいでキープ。しかし、ベルダスコの強打のフォアに押され気味で、第3ゲームでブレークを許すと、第6ゲームでブレークバックしたものの、第7、第9ゲームでブレークされ、3―6で今大会初めてセットを失った。

 第4セットも第4ゲームで先にベルダスコにブレークを許し、第7ゲームは6度ジュース、2度のブレークポイントと粘ったものの、ブレークバックできず、逆に第8ゲームをブレークされて2―6。ファイナルセットは序盤は互いにサービスをキープする展開だったが、錦織は2―2の第5ゲームでブレークに成功。最後は世界ランク6位の底力で押し切った。

 これで錦織はベルダスコに対し、2連勝で対戦成績を2勝2敗とした。4回戦ではリシャール・ガスケ(29=フランス)と対戦する。

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