初の全英へ、今平3位浮上!新トレーナー効果で腰痛改善

[ 2016年5月28日 05:30 ]

7アンダーで3位に浮上したの今平

男子ゴルフツアー ミズノ・オープン第2日

(5月27日 岡山県笠岡市 JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部=7415ヤード、パー72)
 ツアー未勝利で7位から出た今平周吾(23=フリー)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算7アンダー、137で首位と4打差の3位に浮上した。シーズン開幕当初は腰痛に悩まされたが、藤田寛之や宮本勝昌が帯同するトレーナーと新たに契約を結んで症状も快方へ向かいつつある。昨年は全英オープンの出場権獲得まであと一歩だっただけに、今年こそ初の海外メジャー切符を勝ち取る。昨季賞金王の金庚泰(29=韓国)が9バーディー、1ボギーの64で回り、通算11アンダーで首位に立った。
【第2R成績】

 絶好調でなくてもコースとの相性の良さが23歳を後押しする。「フラットであまり圧迫感がないところが好き」という今平は、出だしの10番で残り120ヤードの第2打をPWで1メートルにつけてバーディー発進するなど首尾よくスコアを伸ばした。

 昨年はレギュラーツアーにフル参戦し、賞金ランク24位で初の賞金シードを獲得。今季は初優勝も期待されたが、開幕戦のSMBCシンガポール・オープンを腰痛のため棄権した。その後も1カ月間はクラブを振れなくなり、体のケアを見直すきっかけとなった。そこで、4月の東建ホームメイト・カップの会場で藤田寛之、宮本勝昌ら「チーム芹沢」を担当する太田敦トレーナー(39)に依頼し、年間契約ではなく「(体が)やばいなと思ったらお願いする」とスポットでの契約を締結。早速、5月の中日クラウンズでマッサージを受け「腰は日に日に良くなっている」と状態は上向きだ。

 昨年は5位で、4位以内に与えられる全英オープンの資格を惜しくも逃した。「昨年よりゴルフがうまくなっていると思う。今年は意識して全英を狙っている」と初の海外メジャーに向け貪欲だった。

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2016年5月28日のニュース