五輪代表の中村、近藤がV 松本薫は初戦で一本負け

[ 2016年5月28日 09:47 ]

女子48キロ級で優勝し、表彰式で笑顔の近藤亜美

 柔道の世界ランキング上位で争うマスターズ大会第1日は27日、メキシコのグアダラハラで行われ、リオデジャネイロ五輪代表で女子52キロ級の中村美里、同48キロ級の近藤亜美(ともに三井住友海上)が優勝した。

 世界ランク4位の中村は、決勝でナタリア・クジュティナ(ロシア)を抑え込んで一本勝ち。同7位の近藤は決勝でロンドン五輪覇者のサラ・メネゼス(ブラジル)に寝技で一本勝ちした。

 五輪2連覇を狙う女子57キロ級の松本薫(ベネシード)は初戦の2回戦で連珍羚(台湾)に一本負けする波乱。男子60キロ級五輪代表の高藤直寿(パーク24)は1回戦でフランス選手に一本負けした。同66キロ級の高上智史(旭化成)は7位。

 ▼中村美里の話 自分の技でポイントが取れたのは良かった。足技以外の練習していた技がしっかりできた。いい流れで五輪にぶつかっていける。金メダルを取れるようにしたい。

 ▼松本薫の話 今回は調整がうまくいかなかった。勝てる気があまりしなかった。合宿をやり過ぎて疲れてしまっていた。ただ追い込むだけではなく、めりはりをつけた練習をしていきたい。

 ▼近藤亜美の話 海外で弱いと言われていたのが悔しくて、今大会はどんな形でも勝ちたかった。五輪へ自信をつけることができたのは大きい。優勝は弾みになる。

 ▼高藤直寿の話 減量があまりうまくいかず疲れてしまっていた。普通にやれば絶対に勝てる相手だった。悪いところが全部出た。その中でも勝たないといけない。五輪本番では大丈夫。(共同)

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