元関脇若の里が引退相撲、西岩を襲名「新たな夢に努力する」

[ 2016年5月28日 18:57 ]

 昨年の秋場所前に現役を引退した大相撲の西岩親方(39)=元関脇若の里、本名古川忍、青森県出身、田子ノ浦部屋=の引退相撲が28日、東京・両国国技館で行われ、元横綱3代目若乃花の花田虎上氏、プロ野球元巨人の桑田真澄氏ら約400人がはさみを入れた。

 同期生で師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)に大銀杏を切り落とされた西岩親方は涙を流し「寂しい気持ちと新しい人生が始まる気持ちとで複雑」と述べた。将来的に独立の意向を示し「新たな夢に向かって努力する。力士らしい力士を指導したい」と話した。

 同親方は元横綱隆の里の鳴戸親方の弟子として1992年春場所初土俵。怪力を生かした寄り、つりを武器に三賞を10度受賞した。三役在位は通算26場所で大関候補と期待されたが、膝などのけがで果たせなかった。通算914勝は史上7位。

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