珍事 制限時間で力士戸惑う

[ 2016年5月15日 21:26 ]

 結びの鶴竜―碧山戦で、制限時間いっぱいのタイミングに関し力士が戸惑う一幕があった。

 通常、最後の塩をまく前は、土俵下の呼び出しが立ち上がって力士にタオルを差し出すが、呼び出しは立たなかった。その後で土俵に入ると行司が制限時間いっぱいを宣言して勝負が始まった。

 この件について打ち出し後、佐ノ山審判委員(元大関千代大海)が支度部屋に鶴竜を訪れた。6勝目を挙げた鶴竜は謝罪を受けたといい「時間かなと思ったら、タオルがなかった。(仕切りが)もう一回かなと思ったら(行司に)『待ったなし』と言われた」と説明。珍事に「逆に変に力まずそのままいけたのかも」と話した。碧山は不満げな表情を浮かべていた。

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2016年5月15日のニュース