上田 世界3位!2年ぶり表彰台でリオのメダル見えた

[ 2016年5月15日 05:30 ]

ランパートで各国選手と競り合う上田藍(左から2人目)

トライアスロン世界シリーズ第4戦横浜大会

(5月14日 横浜市山下公園周辺特設コース、51・5キロ=スイム1・5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ)
 女子でリオデジャネイロ五輪代表が確実となっている上田藍(32=ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)が、1時間57分25秒で3位に入った。14年横浜大会2位以来となる世界シリーズ2度目の表彰台で、五輪でのメダル獲りに手応えをつかんだ。五輪代表最終選考会を兼ねた男子の細田雄一(32=博慈会)は1時間50分11秒の44位で、出場枠の追加はならなかった。

 2年ぶりに上った世界シリーズの表彰台で、上田がリオの青写真を描いた。「メダルを獲っているイメージは吸収できた」。1・5キロのスイムでの出遅れは想定内で、40キロのバイクでトップ集団へ。10キロのランは先頭でロードに駆けだした。優勝したジョーゲンセン(米国)に逆転され、ジェントル(オーストラリア)との2位争いにも敗れたが、表情は晴れやかだった。「充実感がある。レベルの高いレースで3位に入れて、手応えをつかんだ」。女子は既にリオ五輪の選考レースを終えており、19日の代表発表で上田の選出は確実な状況。「リオでメダルを獲るためにはどうすればいいかを考えて4年間、やってきた。金色のメダルを獲りたい」と気合を入れる。08年北京は17位、12年ロンドンは39位。32歳になっても進化を続ける上田が日本初のメダルへアタックする。

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2016年5月15日のニュース