新十両12人目 佐藤7連勝!V率100%まであと1

[ 2016年5月15日 05:30 ]

佐藤(左)は明瀬山をはたきこみで破る

大相撲夏場所7日目

(5月14日 両国国技館)
 新十両の佐藤が危なげなく全勝を守った。普段は頭から当たるが、明瀬山が仕切り線より後ろで手をついているのを見て、もろ手突きに変更。突き起こしてからはたき込んだ。「頭で当たるだけが相撲じゃないと師匠に言われていた」。貴乃花親方(元横綱)の教えに忠実に従い、的確な状況判断で白星につなげた。

 15日制となった49年夏場所以降、新十両の初日からの7連勝は12人目。ストレート給金の5人は全て優勝しており、V確率100%までM1となった。初土俵から11場所目での優勝(幕下付け出しを除く)なら、大卒、外国人以外では栃東(現玉ノ井親方)の12場所を抜き単独1位となる。

 「声援が大きくなっているのは感じる」と周囲の期待は膨らむばかりだが「安心せずに一番一番」と気の緩みはない。「いい相撲で喜んでもらうだけ」と、けれん味のない押し相撲で突き進む。

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2016年5月15日のニュース