北島さばさば「自信を持って次のステージに行きたい」

[ 2016年4月9日 05:30 ]

レースを終え、プールに向かって頭を下げる北島

競泳リオデジャネイロ五輪選考会兼日本選手権第5日

(4月8日 東京辰巳国際水泳場)
 【北島に聞く】

 ――レースを終えて

 「割とすがすがしいというか、最後まで自分の攻めのレースがきっとできていたのではないかと思う。結果は良くないけれど、五輪に行きたいという気持ちをもう一度持ってやれたっていうのは僕の中でも頑張り切れたという思いがあるから。悔しいけど晴れ晴れしいというか。やり切った感が今はいっぱい」

 ――五輪への思い

 「五輪しかもう僕には残された道はなかった。その中でどうしても五輪に行きたいという気持ちが、去年から自分を奮い立たせて、今この場にいさせてくれている。ここまで選手をできたのも、最後まで平井コーチとタッグを組んで悔いなくやれたのは幸せ者ですけど、やっぱり最後は平井先生と五輪に行きたかったのが本音。最後は不本意だったけれども、見てくれるお客さんがいて、その中で自分のパフォーマンスができた。自信を持って次のステージに行きたい」

 ――平井コーチには。

 「長いからね。中学生から見てもらっているので。弱くなった自分を見て、もう一回自信と強さを取り戻そうとしてくれた平井コーチには感謝の気持ちでいっぱい」

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2016年4月9日のニュース