北島“リオ臨時コーチ”就任の可能性 平井コーチ「力借りたい」

[ 2016年4月9日 06:31 ]

レースを終え、スタンドの声援に応える北島

競泳リオデジャネイロ五輪選考会兼日本選手権第5日

(4月8日 東京辰巳国際水泳場)
 リオの競泳ニッポンも北島魂で戦う。最後の五輪挑戦を終えた北島がリオ五輪で日本代表の臨時コーチになる可能性が浮上した。北島を中2から指導してきた平井伯昌コーチは、今後は「外部から康介の力を借りていいチームにしていきたい」と最強のメンタルを持つ愛弟子に協力を求めた。

 大会前に行った2月下旬から約3週間のスペイン合宿では、金メダル候補の萩野を北島と同部屋にした。これまで、平井コーチは萩野に対し「五輪は人と人との勝負になる」と繰り返し、最強の北島を例に挙げてきた。帰国したエースも「人間的な広さとか背中で見せるところが多いので感じ取れた」と“北島魂”を肌で感じた。

 8日時点での内定者は30人おり、うち14人が学生。若手が多いのが特徴だ。96年アトランタ五輪でメダルなしに終わった反省から、競泳ニッポンはチームで戦うことを意識。その中心にいたのが北島だった。最後の戦いを終え「次のステージに行きたい」と北島は語った。最強のメンタルは新たな舞台で生かされる。

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2016年4月9日のニュース