初選考会の渡辺一 無我夢中で切符「北島さん大きく見えた」

[ 2016年4月9日 05:30 ]

小関(左から2人目)と肩を組んで引き揚げる北島(左)

競泳リオデジャネイロ五輪選考会兼日本選手権第5日

(4月8日 東京辰巳国際水泳場)
 早大2年の渡辺一は初の選考会で五輪切符を獲得した。予選、準決勝を1位で通過して迎えた決勝。「北島さんが大きく見えて怖かった」。中盤まで小関、北島に次ぐ3番手で食らいつき、ラスト50メートルでピッチを上げた。

 25メートルで北島に並ぶと、2位に浮上してゴール板を叩いた。「タッチして掲示板を見るまで何も分からなかった」。無我夢中の中で代表権をつかみ、五輪へ「決勝に進んで上位に食い込みたい」と意欲を示した。

 ◆渡辺 一平(わたなべ・いっぺい)14年南京ユース五輪男子200メートル平泳ぎ金メダル。昨年の日本選手権は同種目5位。大分・佐伯鶴城高出、早大2年。1メートル93、76キロ。19歳。大分県出身。

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2016年4月9日のニュース