鬼頭自己ベスト67 最終日に“桜”満開目指す

[ 2016年4月9日 05:30 ]

1打差2位タイスタートした鬼頭桜の1番ティーショット

女子ゴルフツアー スタジオアリス女子オープン第1日

(4月8日 兵庫県三木市 花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース=6293ヤード、パー72)
 プロ3年目の鬼頭桜(21=フリー)が自身のベストスコア67をマークして、1打差の2位と好発進した。主催者推薦選考会(マンデートーナメント)を突破して出場権を獲得。女子では初となるマンデーVを目指す。姜秀衍(40=韓国)が66を出して単独首位。2打差の4位にホステスプロの堀琴音(20=東芝)らが続いた。

 マンデーの勢いそのままに鬼頭が飛び出した。スタートの10番パー5でピンまで20ヤードの第3打を直接カップに入れるイーグル。11番もバーディーを奪い前半で31をマークした。後半は伸びなかったが、アマチュア時代に出したツアーでの69を2打も更新する67。「後半、チャンスになかなかつかず苦しい展開だったが、いい感じでここまで来られた」と首位と1打差の好発進に声が弾んだ。

 昨年は下部ツアーで初優勝を果たして上り調子だったにもかかわらず、秋の3次予選会で失敗。「QTを落ちてすっごく悔しくて一からスタートするつもりで全てを変えた」。オフはトレーニングとラウンドを並行して行い、1W飛距離は10ヤードアップの260ヤード。パターのグリップも替えた。私生活では嫌いだった読書をし、購入した高機能掃除機で運を呼び込むため部屋をきれいにした。

 出場が限られる中、マンデートーナメントを2位で突破して得た好機。「いい位置にいると思うと緊張するから楽しくやりたい」。狙うは過去に誰も成し遂げていないマンデーV。名前のごとく最終日に“桜”が満開となるか。

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2016年4月9日のニュース