中村日本新Ｖ「素直にうれしい」古賀はリレーで初五輪

リレーでのリオ五輪出場を決め、ガッツポーズする（左から）古賀、中村、塩浦、小長谷

競泳リオデジャネイロ五輪選考会兼日本選手権第５日

（4月8日 東京辰巳国際水泳場）
　男子１００メートル自由形で中村（イトマン東進）が日本記録を更新して優勝。派遣標準記録は突破できなかったが、リレーでの記録を突破し、上位４人の出場が決まった。

　１００メートル背泳ぎで０９年世界選手権を制しながら、五輪出場経験がなかった古賀（第一三共）は４位に食い込み初五輪が決定。「諦めずに良かった」と喜んだ。中村も初五輪に「素直にうれしい」と話した。

　◆中村　克（なかむら・かつみ）昨年５月のジャパン・オープンで男子１００メートル自由形の日本記録を樹立。東京・武蔵野高、早大出、イトマン東進。１メートル８３、７６キロ。２２歳。東京都出身。

　◆塩浦　慎理（しおうら・しんり）男子５０メートル自由形の日本記録保持者。１３年世界選手権１００メートル自由形で、日本勢で初の準決勝進出。１５年世界選手権も準決勝へ進んだ。神奈川・湘南工大付高、中大出、イトマン東進。１メートル８８、９０キロ。２４歳。神奈川県出身。

　◆小長谷　研二（こばせ・けんじ）１３年世界選手権男子４００メートルリレーで８位。北海道尚志学園高、中大出、岐阜西ＳＣ。１メートル８０、８０キロ。２８歳。北海道出身。

　◆古賀　淳也（こが・じゅんや）０９年世界選手権の男子１００メートル背泳ぎで金メダルを獲得したが、五輪は未経験。５０メートル背泳ぎの日本記録保持者。現在は米国を拠点に練習する。埼玉・春日部共栄高、早大出、第一三共。１メートル８１、８０キロ。２８歳。埼玉県出身。