北島１０日に引退会見「自信を持って次のステージへ」

レースを終え、スタンドの声援に応える北島

　日本水泳連盟は９日、競泳男子平泳ぎで０４年アテネ五輪、０８年北京五輪２大会連続２冠の北島康介（３３＝日本コカ・コーラ）が、１０日に日本選手権を開催中の東京辰巳国際水泳場で引退会見を行うと発表した。

　北島は８日の２００メートル平泳ぎ決勝で５位に敗れ、８月のリオデジャネイロ五輪の出場の可能性が完全消滅。レース後に「悔いはないです。ここまで長い期間できた。（真剣勝負は）終わりです。自信を持って次のステージに行きたい」などと発言して事実上の現役引退を表明していたが、約２０分間の会見で一度も「引退」の２文字は口にしていなかった。

　日本の競泳界を劇的に発展させたキングの口から改めてどんな発言が飛び出すか、注目が集まる。