松山、自己最高13位発進、首位に5打差 マスターズ開幕

[ 2016年4月8日 09:11 ]

2番ホール、ボールの行方を見守る松山(AP)

USPGAツアー マスターズ第1日

(4月7日)
 男子ゴルフのメジャー第1戦、マスターズが7日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC(7435ヤード、パー72)で開幕し、日本から唯一出場の松山英樹(24=LEXUS)は4バーディー、3ボギーの1アンダーで回り、初日としては自己最高の13位スタートを切った。

 松山にとってアマチュア時代を含めて5度目のマスターズ。出だしの1番パー4の第2打。フェアウエー左サイドから167ヤード先のピンを狙ったショットはグリーンを捉えたが、ボールはきつい傾斜で左奥に押し出された。続くアプローチは3・5メートルショートし、パーパットが入らずボギー発進。それでも、続く2番パー5はグリーン左手前バンカーからピンそば20センチにピタリと寄せてバーディーを奪うと、7番はピン奥1・5メートル、9番では手前から8メートルを沈めてスコアを伸ばした。

 2アンダーで前半を折り返した松山だが、後半に入って11番でボギーを叩き、14番もボギー。しかし、最終18番をバーディーで締め、1アンダーで初日を終えた。

 オーガスタのグリーンは「ガラスのグリーン」とも呼ばれるほど速いが、松山が「速くて硬い。昨年とは別物。2年前も速かったけど、今年の方が速い」と話すほど、今年は難易度がさらに上がっている中、昨年メジャー自己最高の5位に入った大会で夢のメジャー初制覇に挑む。

 昨年優勝のジョーダン・スピース(22=米国)が66で首位。2打差の2位にダニー・リー(25=ニュージーランド)とシェーン・ローリー(29=アイルランド)が続き、ロリー・マキロイ(26=英国)は70で9位発進となった。

 ▼松山英樹の話 もう少しショットが良ければというのはあるが、悪くない。後半の(苦しい)流れの中、バーディーで終われて良かった。ショットをしっかり修正して頑張る。(優勝の)可能性をつぶさなくて良かった。

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2016年4月8日のニュース