サイコロ賭博疑惑は不問 相撲協会の危機管理委員長

[ 2016年3月20日 18:35 ]

 日本相撲協会の外部理事で危機管理委員会の宗像紀夫委員長(元東京地検特捜部長)は20日、匿名の通報があった幕内力士数人によるサイコロ賭博疑惑について、不問に付すと述べた。協会理事会もこれを承認した。

 通報で指摘された時期が昨年の冬巡業で、巡業部が今年1月に聞き取り調査を実施していた。尾車巡業部長(元大関琴風)によると、支度部屋でサイコロの出目によって公営競技の投票を決めていたのが実態で、金銭のやりとりはなかったという。

 同部長は「賭博ではなくサイコロ遊びだった。ただ周囲に誤解を招く行為はいけない」と話した。力士会には既に注意喚起を促した。

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2016年3月20日のニュース