66キロ級・井上がリオ代表決める レスリング五輪アジア予選

[ 2016年3月20日 18:29 ]

 レスリングのリオデジャネイロ五輪アジア予選最終日は20日、カザフスタンのアスタナで行われ、グレコローマンスタイル66キロ級の井上智裕(三恵海運)が決勝へ進み、上位2人に与えられる出場枠を獲得し、五輪代表に決まった。

 フリースタイル86キロ級の松本真也(警視庁)は準決勝で屈した。同125キロ級の山本泰輝(拓大)とグレコ98キロ級の斎川哲克(栃木・足利工高教)は初戦で敗退した。

 井上は準決勝でマゴメド・チュハロフ(カザフスタン)に2―1で競り勝った。

 五輪予選は今後、2度の世界予選(4月・モンゴル、5月・トルコ)が行われる。今回のアジア予選で日本は男子4階級、女子1階級の出場枠を獲得。日本協会の規定で、フリーで74キロ級の高谷惣亮(ALSOK)と57キロ級の樋口黎(日体大)、グレコでは59キロ級の太田忍(日体大)と井上が五輪代表に決定。女子75キロ級の渡利璃穏(アイシンAW)は代表に大きく前進した。

 ▼井上智裕の話 五輪に出ることが夢だった。うれしい。初戦で今までにない緊張を感じ、このままじゃいけないと思って、準決勝は自分らしく闘おうと思った。練習通りに寝技の防御ができて、結果を出せた。(共同)

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2016年3月20日のニュース