男子は4階級で出場枠獲得逃す 期待の前田は準々決勝敗退…

[ 2016年3月20日 05:30 ]

男子フリー97キロ級1回戦でキルギス選手(左)に敗れた山口剛

レスリング・リオデジャネイロ五輪アジア予選第2日

(3月19日 カザフスタン・アスタナ)
 男子はこの日の4階級全てで出場枠獲得を逃した。伝統の軽量級として期待を集めたフリースタイル65キロ級の前田翔吾(クリナップ)は準々決勝敗退。中国選手に第1ピリオドで0―10のテクニカルフォール負けを喫し「(五輪への)自分の思いが足りなかった」と声を振り絞るのが精いっぱいだった。

 また、グレコ75キロ級で21歳のホープ、屋比久翔平(日体大)は初戦で苦杯。「調子は良かったが、それを試合でどう出すかが課題」と反省した。同130キロ級の園田新(拓大)、フリー97キロ級の山口剛(ブシロード)も初戦で敗れ、3階級で出場を決めた初日の勢いをつなげなかった。

 ▽レスリング男子のリオ五輪への道 出場枠の獲得機会は4度ある。(1)昨年9月の世界選手権で各階級上位6人(2)今回のアジア予選では上位2人(3)世界予選第1戦(4月22日開幕、モンゴル・ウランバートル)は上位3人(4)同第2戦(5月6日開幕、トルコ・イスタンブール)は上位2人。日本代表選考は、昨年の全日本選手権優勝者と同2位の選手に限られる。優勝者がアジア予選以降の3大会のうち2大会に出場し、枠獲得で代表に決定。残る1大会は2位が出場し、枠を獲得した場合は優勝者とのプレーオフで代表を決める。

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