森会長「デザインより中身が大事」 新国立完成時期前倒し歓迎

[ 2015年12月14日 19:34 ]

屋根部分に木を多用したA案(上)と巨大な木の柱で囲むB案

 新国立競技場の新たな建設計画で、応募業者の「技術提案書」が公表されたことを受け、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は14日、「デザインよりも中身がどういう仕様になっているか、求められていることができるかが大事」と述べた。

 森会長は2案とも完成時期が国際オリンピック委員会(IOC)の要望より早い19年11月に設定されたことについて「マジック」との表現で歓迎。「外観だけならB案の方がいい」との私見も示した。組織委の武藤敏郎事務総長も「準備の都合から言ってもありがたい」と話した。

 日本陸連の尾県貢専務理事は「A案もB案も外観は素晴らしい。(白紙撤回された)以前のものより、周辺地域にマッチする」と印象を語った。日本サッカー協会の大仁邦弥会長は「アスリートにとっても観客にとっても楽しめる機能を備えた素晴らしいスタジアムが実現することを期待している」とコメントした。

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