唯一の3分切り 日本女子が団体追い抜き連勝

[ 2015年12月14日 05:30 ]

女子団体追い抜きで優勝した(左から)高木菜那、菊池彩花、高木美帆の日本

スピードスケート W杯第4戦

(12月12日 オランダ・ヘーレンフェイン)
 12日の女子団体追い抜きで高木美帆(日体大)、高木菜那(日本電産サンキョー)、菊池彩花(富士急)で組んだ日本が2分59秒58で第3戦に続く優勝を飾った。表彰台は3戦連続。日本は14年ソチ五輪金メダルのオランダと最終組で競り合い、1秒68差で抑えた。男子5000メートルは世界王者のスベン・クラマー(オランダ)が6分14秒99で今季2勝目を挙げ、土屋良輔(専大)は6分34秒04で最下位の16位だった。

 女子団体追い抜きの日本が8カ国中、唯一3分を切る好タイムで優勝。高木美は「団結力があるのは日本ならでは。団体でも個人でも1番はうれしい」と笑った。今季の日本はここまでW杯3レース全て異なるメンバー構成で2位、1位、1位。この日控えだった押切美沙紀(富士急)を含め「4人が4人とも誰がどのポジションで出ても安定した力が出せている」(菊池)と自負。2季後の五輪でメダルを十分に狙える有望種目で高木菜は「団体で獲れるのは当たり前と思われるようにしたい」と訴えていた。

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2015年12月14日のニュース