東京国際大 大志田監督5区に“秘蔵っ子”浜登で山上り

[ 2015年12月14日 05:30 ]

箱根駅伝にむけ練習する関主将(右から2人目)ら東京国際大のエントリーメンバー

 第92回箱根駅伝(来年1月2、3日)に創部5年目で初出場する東京国際大が13日、埼玉県坂戸市内で練習を公開した。大志田秀次監督は「シード圏内の10位を達成するために、さらに上を目指す」と8位と初出場初シードを目標に掲げた。

 キーマンの一人は5区での起用が濃厚な浜登貴也(2年)だ。一関学院高(岩手)の2年時に練習に参加し、アップダウンのある20キロ走で大学生を上回る最高タイムをマークした。大志田監督が「入学時から箱根に出たら5区にしようと思っていた」という“秘蔵っ子”。本人は「走るのはきついし、高校までで陸上はやめるつもりだった」というものの、熱心な誘いを受けて翻意した。

 東京国際大の部員は毎年必ず箱根駅伝を現地観戦し、浜登も今年は青学大・神野の山上りを間近で見た。「きつい傾斜を平地のように走っていて凄かった」と驚き、その後も映像を見てイメージを膨らませている。1万メートルの持ちタイムは30分3秒だが、我慢強く山上り向き。岩手県山田町出身で東日本大震災では実家が全壊する被害にもあった。「自分の地区からも箱根を目指すランナーが出るように頑張りたい」と熱い思いも胸に秘め、天下の険を駆け上がる。

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2015年12月14日のニュース