沙羅最長不倒で今季3戦2勝 前日2位の雪辱「いいジャンプ」

[ 2015年12月14日 05:30 ]

個人第3戦で優勝した高梨(中央)と2位の伊藤(左)

ノルディックスキー W杯ジャンプ女子

(12月13日 ロシア・ニジニタギル)
 13日に個人第3戦(HS97メートル、K点90メートル)が行われ、高梨沙羅(クラレ)が1回目に98メートル、2回目に最長不倒の99メートルを飛び、2回ともトップの得点をマークして合計257・1点で今季2勝目、通算32勝目を挙げた。伊藤有希(土屋ホーム)が92メートル、91・5メートルの233・1点で2位に入り、今季初めて表彰台に立った。勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)は24位だった。岩渕香里(松本大)は上位30人による2回目に進めず、31位に終わった。

 前日のショックを振り払った。2位に終わった12日の個人第2戦から一転、高梨はHSを越える大ジャンプをそろえて2位の伊藤に大差の圧勝。「楽しく、いいジャンプができた。うれしい」と喜んだ。夏場の練習で積み上げてきた底力が結果に表れつつある。開幕から3戦で2勝。「第1戦の前は楽しみと同時に不安もあった」というが、手応えは増している。次戦は来年1月の札幌大会。「まだ映像を見るとあらが出てくる。修正していきたい」と、さらなる高みを見据えた。

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2015年12月14日のニュース