日馬富士、2年ぶり7度目優勝!千秋楽黒星も白鵬、松鳳山も敗れ…

[ 2015年11月22日 17:26 ]

九州場所で優勝し、パレードでバンザイする日馬富士

 大相撲九州場所千秋楽は22日、福岡国際センターで行われ、横綱日馬富士が13年九州場所以来2年ぶり7度目の優勝を果たした。大関稀勢の里に敗れ13勝2敗となったが、2敗で追っていた横綱白鵬、平幕の松鳳山がそれぞれ黒星を喫し、日馬富士の優勝が決まった。

 休場明けの日馬富士は2日目に黒星を喫するなど不安の滑り出しとなったが、以降は順調に白星街道。13日目に全勝の白鵬との横綱対決を制して星で並ぶと、前日14日も横綱鶴竜を退け1敗をキープ。白鵬が連敗したことで単独トップに立った。

 2敗の松鳳山が素首落としで安美錦に屈して優勝争いから脱落。日馬富士は結び前の一番で気迫の稀勢の里の前に寄り切られて痛い星を落としたが、結びの一番で白鵬が鶴竜に寄り切りで敗れ、優勝が決まった。白鵬は3連敗締め、鶴竜は9勝6敗で今年最後の場所を終えた。

 20日に北の湖理事長が急逝。日常から日馬富士を気にかけ、ケガで休場していた時にも見守っていたのが理事長だったという。「結果を残すことが恩返し」と話していた日馬富士だが、優勝という形で感謝の気持ちを表した。

 大関陣はカド番の豪栄道が首投げで栃煌山を下して勝ち越し。大関の地位を守った。照ノ富士は琴勇輝を押し出し破り9勝6敗、稀勢の里は10勝5敗だった。

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