北島 東京SC記録会で2冠「強化していく方向性見えた」

[ 2015年11月22日 05:30 ]

男子200メートル平泳ぎ決勝で1位となった北島康介

 競泳の東京SC記録会が行われ、男子200メートル平泳ぎで北島康介(33=日本コカ・コーラ)が2分13秒08で優勝した。立石諒(26=ミキハウス)が2分14秒24で2位。萩野公介(21=東洋大)は200メートル自由形で1分49秒33、200メートル個人メドレーで1分59秒38をマークし、今大会4冠。女子200メートル平泳ぎは渡部香生子(19=JSS立石)が2分25秒44で制した。

 五輪2大会2冠の北島が100メートルに続き、200メートルも制した。「力を出し切れるかが重要。200メートルを強化していく方向性が見えた」。スタートから力みのない泳ぎで、立石、小関らをぐんぐん引き離した。「なるべく抵抗少なく伸びていこう」とストリームラインを意識。練習量は十分とは言えないが、無駄のない泳ぎでラスト25メートルも逃げ切った。

 現役続行を宣言した13年から100メートルが中心。そのために200メートルの練習を取り入れてきた。合格点のタイムを出し「(100メートルの)派遣標準を切るための自信になった」。さらには「200メートルも(五輪を)きちんと狙っていきたい」と5大会連続五輪の明確な目標を口にした。今月末からは高地合宿を予定しており「自分の体に負荷をかけられたことは大きい」と強化への手応えを口にしていた。

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2015年11月22日のニュース