白鵬 優勝決定戦持ち込めず、粘り欠き終盤3連敗 表情さっぱり

[ 2015年11月22日 20:28 ]

白鵬が寄り切りで鶴竜に敗れる

大相撲九州場所千秋楽

(11月22日 福岡国際センター)
 白鵬は結びで鶴竜に完敗し、優勝決定戦に持ち込めず36度目の優勝はならなかった。終盤の3連敗は明らかに下半身に粘りがなかった。不安のあった左膝の影響については「それを言ったら対戦相手に失礼になる」と多くは語らなかった。

 休場明けの場所を完走し「取り切ったことで、終わってみれば満足感がある。勝負運がついてこなかった」と、さっぱりした表情だった。

 ことしは初場所で優勝回数を単独史上最多の33度とし、場所後には審判部批判で物議を醸した。秋場所では横綱昇進後初の休場も経験し、最後は厳しくも温かく見守った北の湖理事長(元横綱)が急逝した。「いいことも悪いこともあった。また新しい年に精進したい。それが理事長への恩返し」と話した。

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2015年11月22日のニュース