錦織、来季もチャンコーチとタッグ継続 来月上旬から米国で始動

[ 2015年11月22日 05:30 ]

チャンコーチの前で練習する錦織

男子テニスATPツアー・ファイナル第6日

(11月20日 ロンドン・O2アリーナ)
 シングルス1次リーグB組の2試合が行われた。錦織圭(25=日清食品)は今オフは例年通りマイケル・チャン・コーチが住む米カリフォルニアで始動予定。来季も“アジア・タッグ”を継続して臨むことになりそうだ。

 テニス選手のオフは短い。今シーズンの全日程を終えて日本に戻った錦織は、12月上旬から早くも準備を始める。錦織のマネジメント会社担当者は、IMGアカデミーのあるフロリダとカリフォルニアで「半々でトレーニングを行う」と米国での練習プランを語った。ロサンゼルスではマリア・シャラポワ(ロシア)らとのエキシビションマッチ(12~13日)にも出場予定だが、チャン・コーチとのタッグ継続は既定路線のようだ。

 錦織は昨季からチャン・コーチの指導を受け、大きく飛躍した。世界5位でスタートした今季は一時は4位まで浮上。一度もトップ10を外れることなく、8位でシーズンを終える。今大会中にもチャン・コーチについて聞かれて「彼の指導を受けるようになって全てのレベルが上がった」と信頼を示していた。「今まで以上にフォアを使ったり、コートの中に入ったり、より攻撃的になった。メンタル面も強くなった」。今季果たせなかったマスターズ大会や4大大会のタイトル獲得が、3年目を迎える現体制での大きな目標になる。

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2015年11月22日のニュース