五郎丸 目標5万人!次節エコパでNEC戦「見に来てほしい」

[ 2015年11月22日 05:30 ]

<ヤマハ発・豊田自動織機>多くのファンが見つめる中、日野のトライ後のゴールを決める五郎丸

トップリーグ第2節第1日 ヤマハ発動機43―0豊田自動織機

(11月21日 ヤマハ)
 7試合が行われ、B組のヤマハ発動機は43―0で豊田自動織機に完封勝ちし、総勝ち点9として同組暫定首位に立った。FB五郎丸歩(29)が5ゴール1PGで13得点を挙げ、今季ホーム初戦を飾った。観客数は9051人で、ラグビーで同会場の最多だった06年12月の三洋電機(現パナソニック)戦の1万3315人には遠く及ばず。収容5万人のエコパでの次節28日のNEC戦に向け、五郎丸もさらなる来場をファンに呼びかけた。

 フィーバー最中のホーム初戦。ヤマハ発動機は強みのFW戦で優位に立ち、相手のアタックも完璧に封じ込めた。五郎丸自身もプレースキック7本中6本を決める上々の内容。開幕戦に続き単独で試合後会見に臨んだ背番号15は「日本選手権で優勝し、昨季に比べて選手一人一人が成熟し自信を持ってプレーできている」と頼もしく語った。

 ただ注目の観客数は伸び悩んだ。昨季の本拠開幕戦の5022人は大きく上回ったものの、物足りなさが残ったスタンド。「ヤマハサイドは埋まっていて非常に満足」と感謝したが、1週間後に19年W杯の会場でもあるエコパを埋め尽くすには、まだまだ道半ばだ。

 実際に開放されるのは3万2000席分の予定だが、五郎丸は「一人でも多くの人が見に来てほしい。全部開放されるくらいに」と呼びかけた。試合後には選手の発案でスタンドを背景に集合写真を撮影。チーム公式ウェブサイト上でダウンロードできるサービスを開始予定だという。試合では熱く戦い、笛が鳴れば集客に精を出す。ラグビーブームの主役は「また見に来たいなという環境をつくりたい」と話した。

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2015年11月22日のニュース