羽根田&「僧侶」矢沢が3大会連続五輪切符!カヌー世界スラローム

[ 2015年9月21日 05:30 ]

カヌー代表の羽根田卓也

 カヌーのスラローム世界選手権最終日は20日、ロンドンで行われ、男子カナディアンシングルの羽根田卓也(ミキハウス)と同カヤックシングルの矢沢一輝(善光寺大勧進)が来年のリオデジャネイロ五輪出場枠を獲得した。2人は3大会連続で五輪代表に決まった。

 羽根田は準決勝で16位となり決勝進出は逃したが、国別10位以内を確保した。矢沢は準決勝23位で決勝に進めなかったが、国別15位以内を確保した。矢沢は長野県の名刹(めいさつ)・善光寺の僧侶という異色の選手で、9位になったロンドン五輪後に出家して仏の道に転身。「五輪切符を(女子カヤックシングルの妹・亜希と)きょうだいで獲得できてよかった」と話した。

 ▼羽根田 卓也(はねだ・たくや=カヌー・スラローム男子カナディアンシングル)12年ロンドン五輪7位。14年世界選手権5位。昨年の仁川アジア大会で金メダル。スロバキアのコメニウス大大学院3年。ミキハウス。1メートル75、67キロ。28歳。愛知県出身。

 ▼矢沢 一輝(やざわ・かずき=カヌー・スラローム男子カヤックシングル)10年広州アジア大会銀メダル。12年ロンドン五輪9位。駿河台大出、善光寺大勧進。1メートル67、66キロ。26歳。長野県出身。

続きを表示

この記事のフォト

2015年9月21日のニュース