内村、復帰戦で大技ミスも4連覇!10月世界選手権へ収穫も

[ 2015年9月21日 05:30 ]

 体操の全日本シニア選手権が福井県?江市総合体育館で行われ、男子個人総合で内村航平(26=コナミスポーツク)が91・550点をマークし、4連覇を達成した。

 左肩痛で7月のアジア選手権を欠場した内村にとって、5月のNHK杯以来の復帰戦。チームの団体総合7連覇にも貢献したが、あん馬で落下、大技「リ・シャオペン」に挑んだ跳馬でも着地が大きく乱れた。

 世界選手権(10月23日開幕、英グラスゴー)までの最後の実戦で「あまりいい試合じゃなかった」と振り返ったが、収穫もある。今大会は6種目の演技価値点(Dスコア)の合計が39・4点という自己最高難度の構成で、Dスコアを上げた床運動と平行棒は種目別でも優勝。「難しいことをやって、Eスコア(実施点)も出せるのが本物。妥協したらモヤモヤする」。37年ぶり団体世界一、個人総合6連覇を狙う世界選手権へ、キングの進化は止まらない。

 【男子個人総合】(1)内村航平(コナミスポーツク)91・550点(2)武田一志(徳洲会)89・950点(3)山室光史(コナミスポーツク)88・750点

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2015年9月21日のニュース