萩野 右肘骨折全治2カ月 世界水泳欠場「自分の甘さが招いた」

[ 2015年7月4日 05:30 ]

右肘をギプスで固定、痛々しい姿で会見場から退室する萩野

 競泳男子のエース、萩野公介(20=東洋大)が3日、都内で会見を開き、世界選手権(24日開幕、ロシア)を欠場すると発表した。フランス・カネでの合宿中にケガをして2日に緊急帰国。この日、都内の病院で精密検査を受け、右肘橈骨(とうこつ)頭の骨折で全治2カ月と診断された。金メダル獲得なら16年リオデジャネイロ五輪が内定したが、来年4月の五輪選考会となる日本選手権へ再出発となった。

 痛々しい姿だった。2日に緊急帰国した萩野はギプスで固められた右肘を包帯で巻き、右腕を三角巾でつるし会見場に現れた。「自分の甘さが招いたことだと反省しています。世界水泳を辞退することになり、調子も非常に上がってきていただけに非常に残念です」。表情は悔しさでいっぱいだ。

 フランスの合宿で事故は起きた。練習へ向かう道のり。自転車で車道を走っていたが渋滞に遭い、「このままだと車にぶつかって危ない」と判断。歩道に乗り上げようとして段差でスリップして転倒。右手を地面に付くと衝撃が右肘に伝わった。救急車で運ばれエックス線検査で骨折と判明。全ての計画が狂った。

 チームドクターの金岡恒治氏は「肘の先に骨が2本あり、親指側が橈骨。手を付くことによって骨が突き上げられて、お皿のような骨が割れるような形で折れた。(骨に)大きなズレはないので、骨が固まるのを待てば、ほぼ元通りに戻る。1カ月から1カ月半ぐらいでギプスが外れ、ある程度動かせるようになる」と説明。その上で「今後、何らかの機能不全、動かしづらさが残るほどの折れ方ではない」と見解を示した。

 2カ月後には手を使い泳げる見込みだが、9月4日開幕の日本学生選手権欠場は濃厚。復帰は10月28日開幕のワールド杯(東京)が有力だ。平井伯昌コーチから「いろんな人に支えてもらっていることを再認識し、泳げない悔しさを分かるいい機会なので、人間としてでかくなれ」と声を掛けられ、「五輪シーズンがみんなより先に早く始まる、それぐらいの覚悟を持って毎日ちゃんとやってくれ」と激励された。来年4月の日本選手権で五輪出場権を目指すことになるが、「絶対にリオの五輪で金メダルを獲るんだということを自分の心に決めて頑張っていきたい」と前を向いた。

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