注目の若手キリオス 世界8位のラオニッチ下し4回戦進出

[ 2015年7月4日 01:23 ]

ラオニッチを下し、ガッツポーズするキリオス(AP)

 テニスのウィンブルドン選手権第5日が3日、英ロンドンのオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス3回戦で世界29位のニック・キリオス(20=オーストラリア)が同8位のミロシュ・ラオニッチ(24=カナダ)を5―7、7―5、7―6、6―3で下し、4回戦に駒を進めた。

 世界が注目するホープは昨年準々決勝で敗れたラオニッチに雪辱を果たした。ビックサーバーのラオニッチのエース18本を上回る34本をぶち込んだ。「失うものはなかった。本当にいいテニスができた。自信がつく勝利だ」と飛び上がって喜びを爆発させた。

 キリオスは昨年のウィンブルドン8強に加え、今年の全豪オープンでも8強入りする実力の持ち主だが、魅せるプレーも兼ね備える。この日はリターンエースが決まると、派手なガッツポーズを披露したり、相手の強打を警戒し、左右に体を揺らしてサッカーのGKのような動きをしたりして、盛り上げた。

 過去2戦2敗だったラオニッチを下し「最後まで集中力を切らさず、リラックスして戦えたのが大きかった」と振り返った。

 また、3日の試合開始前にはチュニジアのテロの被害者の冥福を祈り、1分間の黙祷が捧げられた。

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