葛西が帰国 同便の“ひねり王子”から憧れの眼差し

[ 2015年3月24日 10:55 ]

シーズンを終えて帰国した葛西紀明

 スキージャンプの葛西紀明(42=土屋ホーム)が“ひねり王子”から憧れの眼差しを浴びた。

 スロベニアで行われたW杯最終戦を終えて成田空港帰着の航空機で帰国。ソチ五輪後のフィーバーでオフのトレーニングは十分でなかったが、優勝1回を含む総合6位でシーズンを終えた。「思うようなトレーニングができていない中でこんな凄い成績。大満足のシーズン」と振り返った。

 もちろんこれで満足する“レジェンド”ではなく「あと2、3勝したかった。終盤戦はテレマーク姿勢が入るようになったし、この年齢でも少しずつ進化できている。来シーズンは最年長優勝の記録を伸ばしていきたい」と自らの記録更新に意欲を見せた。

 ドイツでの国際大会に出場していた男子体操の白井健三(18)も同便で帰国。葛西の姿を遠巻きに眺めながら「あの年齢でも結果を残せている。安定感が凄い。僕は結果に波があるので、葛西選手のように、いつでもどこでも結果を残せるようにしたい」と競技の枠を超えたリスペクトを示していた。

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