広瀬が引退表明 23年間のバドミントン人生に幕

[ 2014年12月6日 15:58 ]

 バドミントンの全日本総合選手権第5日が東京・代々木第二体育館で行われ、女子シングルス準決勝で敗れた広瀬栄理子(29=ヨネックス)が引退を表明した。

 「ロンドン五輪レースが終わって、五輪に行けず、どうしようかと思ったこともあった。ただ目標は世界で勝ちたいというのがあったので、スーパーシリーズで勝ちたい気持ちがあったので、目の前の大会を頑張りたいと思っていた。ただ7月の実業団が終わったあとに“十分だな”と思って決断した」と語った。

 広瀬は04年全日本総合選手権で初優勝し、日本のエースに成長。08年北京五輪に出場。11年の全英オープンで準優勝するなど、第一線で活躍してきた。

 この日は今年8月の世界選手権で銅メダルに輝いた三谷美菜津(NTT東日本)にストレートで敗れ、「勝っても辞めると決めていた。(試合のあとは)やっと終わったなという気持ちと少しほっとしている気持ちもある」と涙を流しながら話した。

 今後については未定だが、「何かの形でバドミントンに関われたら。子どもたちも好きなので一緒にバドミントンできたらいい」とし、23年間のバドミントン人生を「長かったような気もするが、今となれば一瞬だった」と感慨に浸っていた。 

続きを表示

2014年12月6日のニュース