MVP鈴木 20年五輪で“ソフト復活”を!表彰式で熱き願い

[ 2014年12月6日 05:30 ]

<日本女子ソフトボールリーグ表彰式>記念撮影をするMVPの鈴木(前列左から5人目)、日本ソフトボール協会・笹田副会長(同6人目)、スポーツニッポン新聞社・成冨大阪本社代表(同7人目)と各賞の選手たち

 第47回日本女子ソフトボールリーグ(日本ソフトボール協会、日本女子ソフトボール機構主催、スポーツニッポン新聞社後援)の表彰式が5日、大阪市のヒルトン大阪で行われ、歴代最高打率.524をマークして2年ぶりの優勝に貢献したトヨタ自動車・鈴木美加内野手(24)に日本ソフトボール協会・笹田嘉雄副会長から最高殊勲選手賞が贈られた。鈴木は首位打者賞、二塁手のベストナイン賞も受賞した。来季は4月18日にナゴヤドームで開幕予定となっている。

 強力打線の2番としてV奪回に貢献した鈴木は、歴代最高打率.524でのMVP初受賞。「びっくり。反対方向に打つ意識を持ったことがよかった」と顔を赤らめた。

 昨季は8本塁打でタイトルを獲得したが、打率はリーグ12位の.365だった。ボールに手を出すことが多かったため打撃映像やデータを見直し、引きつけて打つ練習を繰り返した。その結果、右方向へもヒットゾーンが広がり、四球は昨年の6個から14個に、三振は10個から4個になった。

 2年ほど遠ざかる日本代表への復帰も視野に入れる。8、9日にはモナコで国際オリンピック委員会の臨時総会が開かれ、実施競技の見直しが審議される。20年東京五輪でのソフトボール復活へ向けても重要な局面。関係者を代表し「行きたい思いはあるし下の子にも経験させたい。ぜひ復活してほしい」と訴えた。

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