宮本 4年ぶりV見えた!夢のCAショットへ超絶ショット

[ 2014年9月21日 05:30 ]

6番、ティーショットを放つ宮本

男子ゴルフツアー ANAオープン第3日

(9月20日 北海道北広島市 札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース=7063ヤード、パー72)
 2位で出た宮本勝昌(42=ハートンホテル)が、1イーグル、2バーディーの4アンダー、68をマーク。69と伸ばした谷原秀人(35=フリー)と並び、通算13アンダーで首位に立った。狙うは10年の日本ツアー選手権以来となる通算9勝目とANAオープンならではの“2つの夢”。石川遼(23=CASIO)は70と伸ばしきれず、通算6アンダーで19位から28位に後退した。
【第3R成績】

 スーパーショットでトップに駆け上がった。17番パー5の3打目。宮本は残り72ヤードのフェアウエーからSWを振り抜くと、黄色のカラーボールはピン手前1メートルでバウンドしてカップイン。イーグルで13アンダーとし、18番でボギーだった谷原と首位に並んだ。開口一番「CAさんとの写真撮影に一歩近づきました」とニヤリ。スタート前には宮本が優勝セレモニーで客室乗務員(CA)と恒例の記念撮影を熱望しているという20日付の記事を読んだCAから「(表彰式で)お待ちしてます」と言われたようで、会見でも鼻の下を伸ばしていた。

 1番からパーを並べ12番でようやくバーディーがきた。同組の谷原が2つ、藤本が3つ伸ばし、前半を終え3打差をつけられたが、それでも落ち着いていた。芹沢軍団の練習仲間を思い浮かべ「藤田(寛之)さんだったら冷静にやるな」とストレスをため込まず淡々とプレー。それが終盤のチャージにつながった。

 記念撮影を望む理由がある。年明けに全日空のCAの制服が一新される予定で、表彰式はそのPRの場となる。ニューモデルは上下グレーで、ANAの青色のラインを両腕とスカートの後ろ側に配置。以前、テレビ番組で見たという42歳は「縦のラインが中心からずれていると、スカートがずれていることが分かるんですよ」となぜか力説?新作を着たCAとの記念撮影第1号となるのがモチベーションだ。

 さらには、大会約1カ月前から国内線で映し出される前年大会のハイライト映像に出演するのも大きな目標。昨年の映像を見て、北海道入りしており「小田孔明を見た時に俺もいけるなと思った」と笑いを誘った。もちろん、狙うは4年ぶりの優勝。そして、その先にある写真撮影とハイライト出演。ちゃめっ気たっぷりのベテランは「2つの夢をかなえたい」と念押ししていた。

 ▼3位増田伸洋 優勝を狙える位置にきちゃいましたね。一打一打しっかりやっていきたい。(第3ラウンドから替えた1Wと今大会から使い始めた以前より2インチ長い34インチのシャフトのパターが奏功)

続きを表示

この記事のフォト

2014年9月21日のニュース