稀勢の里 得意の型でも攻めきれず 無言貫き大きなため息

[ 2013年9月28日 20:11 ]

大関稀勢の里をはたき込みで下し、27度目の優勝を決めた横綱白鵬

大相撲秋場所

(9月28日 両国国技館)
 稀勢の里は得意の左四つでも白鵬を攻め切れず、はたき込まれて土俵にはった。

 支度部屋に戻った大関が口を開くことはなかった。何度も舌打ちし、大きなため息をついて首をかしげる。足の指に巻いたテーピングを取る作業を止め、ぼうぜんとする姿からは計り知れない悔しさが感じられた。

 先場所に白鵬の連勝を43で止めた一番の再現を期待する観衆の声援も大きかったが、自らの敗戦で横綱の4連覇を見届けることになった。

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2013年9月28日のニュース