松山、復興支援基金を設立　１バーディー１万円積み立て

渡米前の記者会見で、復興支援の基金設立を発表する男子ゴルフの松山英樹

　男子ゴルフの松山英樹は２８日、渡米前の成田空港で行った記者会見で、東日本大震災からの復興を支援する基金を設立し、今後出場する試合で１バーディー１万円、１イーグル２万円を積み立てると発表した。

　４月にプロとなった東北福祉大４年生の松山は２０１１年４月に初出場したマスターズ・トーナメントを振り返り「いろいろな方に支えられて出場できた。あの震災を忘れてはいけないと思ったし、少しでも力になれたら」と話した。基金は被災した子供の役に立てたいという。

　１０月３日からは団体対抗戦のプレジデンツ・カップ（米オハイオ州）に世界選抜の一員として参加し、その翌週は米ツアーの新シーズン開幕戦に出場。２１歳の実力者は「この１０月（開幕）に向けて備えてきた。（来季の）シード獲得と優勝を目指して頑張りたい」と意気込んだ。