天一 35歳10カ月、幕下以下の戦後最年長V

[ 2013年9月28日 06:00 ]

最年長で三段目優勝を飾り笑顔の天一のマウスピースには「天壱」の文字が 

大相撲秋場所13日目

(9月27日 両国国技館)
 三段目東29枚目の天一が古場を押し出しで下し、7戦全勝。35歳10カ月で幕下以下の戦後最年長優勝を飾った。

 93年春場所が初土俵で、優勝は97年名古屋場所(三段目)以来16年ぶり。「年は関係ないけど記録に残るのはいいこと。まだまだ現役」と健在をアピールした。かつては「初っ切り」を長く担当するなど陽気な性格で知る人ぞ知る名物力士。藤島親方(元大関・武双山)に祝福されると「ずっと面倒を見てもらっていたから…」と号泣した。

 ▽序ノ口優勝(7戦全勝)
 慶天海(けいてんかい=本名・慶孔晴)西14枚目、鹿児島県瀬戸内町出身、阿武松部屋。埼玉栄高から08年初場所初土俵。新十両だった昨年秋場所に右膝を負傷して翌場所から5場所連続で全休し、今場所から復帰した。得意は左四つ、寄り、下手投げ。1メートル75、116キロ。23歳。

 ▼慶天海 いろんな方に支えられて頑張れた。久しぶりの場所は緊張感があった。本場所のリハビリのつもりでしっかり取った。

続きを表示

2013年9月28日のニュース