遠藤 疲労ピーク…初の三役挑戦も栃煌山に完敗

[ 2013年9月28日 06:00 ]

遠藤(左)は、栃煌山にすくい投げで破れる

大相撲秋場所13日目

(9月27日 両国国技館)
 三役の壁は厚かった。新入幕の遠藤は初めて後半の土俵に登場。栃煌山に挑戦したが、すくい投げに敗れた。

 館内の大声援を受けての三役初挑戦。立ち合いで相手得意の右差しを殺し、左四つに持ち込んだ。しかし、相手に圧力がかからず、逆にずるずると後退。最後はいとも簡単に投げられた。ため息が漏れる中、花道を引き揚げると「相撲どうこうよりも歓声が凄くてびっくりした。相撲はあんなもんじゃないですか。やっぱり三役の力士は違うなと思いました。力強かったし力不足でした」と淡々と振り返った。

 この日の朝は疲労から頭痛に悩まされ、稽古を初めて休んだ。「疲労はあるが大丈夫。動けないとかはない」と話したが、初体験の幕内で場所の終盤にきて疲労がピークに達しているのは確かだ。しかし、新入幕で初の三役の力を体験できたという収穫もあった。「平常心でやれたことと、両方差されなかったので大満足です。いや満足ですね。勝ったら大満足だった」。きょう14日目も前頭筆頭の松鳳山に挑戦するが「なるようになるでしょう」と気負いはなかった。

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2013年9月28日のニュース