真央「ベースはできた」 GPファイナルから一夜

[ 2012年12月9日 20:44 ]

エキシビションで演技する浅田真央

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで優勝した浅田真央(中京大)と高橋大輔(関大大学院)が一夜明けた9日、ロシアのソチで取材に応じ、4年ぶりに女子を制した浅田は「ベースはできた。(銀メダルを獲得した)バンクーバー五輪の時のレベルを取り戻せるように、ここからレベルアップしたい」と一層の飛躍を誓った。

 五輪金メダリストの金ヨ児(韓国)が復帰したことには「ヨナ選手も頑張っているし、バンクーバー五輪の前のようになってくるのかな」とライバル関係の復活を予感していた。

 日本男子初のファイナル制覇となった高橋は「フリーで4回転を降りたのは収穫。(2011年の)世界選手権で現役をやめなくてよかった」と笑顔で話した。

 同日のエキシビションで浅田はミュージカル映画「メリー・ポピンズ」の音楽で軽やかに舞い、高橋はタンゴを情熱的に演じた。ともにアンコールではショートプログラムのステップを披露した。男子2位の羽生結弦(宮城・東北高)は体調不良を理由に出演を取りやめた。(共同)

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