日本男子初の金も…高橋喜び半分「演技まったく良くなかった」

[ 2012年12月9日 00:54 ]

フィギュアスケートのGPファイナルで初優勝した高橋大輔のフリーの演技

フィギュアスケート GPファイナル

(12月8日 ロシア・ソチ)
 日本男子として始めてGPファイナルを制した高橋は「結果としては金メダルだったのですごく嬉しいんですけど、きょうの出来は演技としてはまったく良くなかったのでそこらへんは悔しい」と苦笑いまじりに自己評価した。

 この日は1回目の4回転ジャンプでいきなり転倒。それでもその後は大きなミスなくまとめ、2位の羽生とほぼ互角の177・11点をマークした。満点の演技とはいかなかったものの「(08年に)怪我をしてから初めて2本目の4回転を成功できた」ことには満足感も漂わせた。

 出場7度目で悲願の金メダルを獲得。14年2月に行われるソチ五輪の前哨戦を制し、五輪でも金メダル獲得に期待がかかる。1年2カ月先の大舞台を「出来ることを一歩ずつやっていくことが大事かなと思います」と冷静に見据えた。

 ▽ニコライ・モロゾフ・コーチの話 (高橋は)最初の4回転ジャンプは凡ミスで失敗したが、2度目を決めたことが大きい。SPの後は帰ってリラックスしなさい、フリーは新たな戦いになると言った。ダイスケは世界で最高のスケーターだ。

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