フジカキ初V王手 ルネサス先輩スエマエを初撃破

[ 2012年12月9日 06:00 ]

女子ダブルスで決勝進出を決めた藤井(左)、垣岩組

バドミントン 全日本総合選手権第5日

(12月8日 東京・代々木第2体育館)
 準決勝を行い、ロンドン五輪女子ダブルス銀メダルの藤井瑞希(24)垣岩令佳(23=ルネサス)組は末綱聡子(31)前田美順(27=ルネサス)組にストレート勝ち。9日の決勝で初優勝を狙う。

 試合を象徴したのが第2ゲーム終盤の長いラリーだった。165回にも及んだラリーは、末綱のスマッシュアウトで21―11。ミスの少ない先輩ペアを公式戦で初めて下したフジカキの藤井は「先輩に向かっていけた。楽しめた」と話した。

 藤井が第一線を退くため、今年限りで解消する銀メダルペアにとって、ルネサスの先輩でもあるスエマエに勝つ最後のチャンスだった。08、10年の全日本を含む公式戦は過去全敗。垣岩は「もう当たることがないので、よかった」と喜んだ。

 日本バドミントン界五輪初メダルという歴史をつくったが、国内の頂点である全日本総合は10年の2位が最高。ラストチャンスでタイトルにも王手をかけ、藤井は「楽しめた方が勝つと思う」とフジカキの代名詞となった「笑顔」を強調した。

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2012年12月9日のニュース